ヒア・カムズ・ザ・サン(H25.10)
著者:有川浩
発行:新潮社
特殊な能力を持った編集者・古川真也。同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することに。彼は米国で脚本家として名声を得ているはずだったが・・・
同じ登場人物の、同じあらすじの、全く趣の違う二つの物語が収めらています。「愛している」それだけが伝えたい。愛と家族の再生の物語。
読後感の良さは相変わらず。
心を射抜かれるセリフがありました。
「親も単なる人間。人間は迷うし、間違うし、卑しい。親だって迷うし、間違うし、卑しい。そういうもの。諦めろ。」
「自分が親になった時を考えたらな。」
「私が折れるのが一番手っ取り早いってわかっている。でも、何にも悪いことをしていないのに、どうして私だけが大人にならないといけないのか?」
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