アルツハイマー型認知症に対する気持ちの持ちよう
認知症は「病気」。出来ないということは、決してその人が悪いわけではありません。
出来ないことを注意したり、怒ったり等するのは、単に自分の感情を発散させているだけだとも言えます。
出来なくなったことを悲しんだり、怒ったりして、これを何とかしようと無理強いするのではなく、受け入れたうえで、「それでは、どうすればいいのか」という発想で、真正面からではなく、一つ一つ問題解決を図っていけばいいのではないかと思います。
どうしても出来なくなったことばかりに目を向けてしまいがちですが、実際のところは、出来ることがまだまだ沢山あるのではないでしょうか。別に認知症になったからといって、すぐにすべてのことが出来なくなる訳ではありません。
出来ることは、まだこんなにあるのだ、という肯定面を見るようにすれば(あるいは、見つけられれば)、気持ちも楽になります。
まだ一緒に生きていられることだけでも有難いと考えること。最悪、こうして生きていてくれるだけでも有難いことなのだ、と考えることです。
残された時間を大切にしよう、幸せな、穏やかな、落ち着いた気持ちで生きていってもらいたい、という気持ちになれるかもしれません。
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